大規模サイトと同じ技術・同じ信頼性
当社は、大手 ECサイトやプロバイダ等が導入している二つの技術 ― ロードバランスとクラスタリング ― を用いて、障害に強く信頼性の高い Webサービスを提供しています。
大手と同じシステムを導入できる秘密とは?
一般的にロードバランスは専用の機器(ロードバランサ)を用いて行いますが、有名ベンダのロードバランサは一番安いものでも 1台 250万円します。しかも、クラスタリングのためにロードバランサは最低2台用意する必要があるため、それだけで5百万円、Webサーバも含めたら一体…という投資をするのが常でした。これでは大手企業しか導入できないのは当然です。
しかし、なぜそれほど高いのでしょう? ロードバランサが高価な理由を考えてみました。
- 専用のハードウェアが高い
- プログラムのライセンス料が高い
- 高くても買うお客様がいるから
冗談だと思いますか? いえ、そんなことはありません。当社のロードバランサは
- あなたが使っている PCと基本構造が同じサーバで
- ライセンスフリー(オープンソース)のプログラムを用いて
- 社員自ら構築している
このため、これまでの常識はなんだったの?と思うくらい安価です。
本邦初、構築費用の原価公開!
どのくらい安価かと言うと、構築にかかった費用は約20万円、Webサーバ込みでも約40万円なのです。
ロードバランサ用サーバ(主系) | 98,000円 |
ロードバランサ用サーバ(バックアップ) | 98,000円 |
Webサーバ 1 | 98,000円 |
Webサーバ 2 | 98,000円 |
合計 | 398,000円 |
(社内構築なので人件費は含まれていません)
あなたはこの事実をどう思いますか?
「どうせ低スペックのサーバなんだろ」
大抵の方はそう思うことでしょう。通常、サーバのスペックは公開しないものですが、それではアンフェアですので以下にスペックを挙げます。
もちろん最新・最高のものではありませんが、大手プロバイダでも Pentium 4へは徐々に移行している段階です。
サーバの種類 | 機種 | CPU | メモリ | HDD |
ロードバランサ用 | eServer x305(IBM社製) | Pentium 4/2.4GHz | 384MB | 40GB |
Web用 | Proliant DL320 G2(HP社製) | Pentium 4/2.2GHz | 1GB | 80GB×2 |
フリーソフトは信用できない
NTTコムウェア様のページをご覧ください。使っているプログラム(Ultra Monkey)もやっていることも当社と同じです。
NTTコムウェア様はUltra Monkeyへの技術支援も行っており、オープンソース(フリーソフト)は信用できない、という考えはそろそろ迷信であると言ってもいいでしょう。
また、国内最大のオープンソース・ソフトウェアの開発支援サイトであるSourceForge.jpでも実際に利用されています。
導入・運用は簡単か?
残念ながら、その点は 250万円のロードバランサに大きく劣ります。Linuxやネットワークについての専門的な知識がないと導入することは難しいです。運用は、通常のサーバのものと大きく変わることはありません。
また、当社では導入に挑戦してみようという方のために、技術情報を公開しています。いくらかでもお役に立てれば幸いです。